シマデキ!代表挨拶

生まれ育った八重山の島々は、私にとって何よりも大切な場所です。
大阪や福岡で生活し、県外・海外での経験を積むたびに、この島の豊かな自然と文化がどれほどかけがえのないものかを強く感じてきました。
27歳で母の仕事を継ぐために島へ戻り、「この島の未来を守りたい」という思いが、改めて胸に込み上げました。

島へ戻る前はまったく別の仕事をしていました。介護の現場に立つことも、それまでの人生では考えたことがなかったです。
しかし、母の仕事を継ぐと決め、初めて介護に触れ、その仕事の奥深さとやりがいを実感しました。

その一方で、ご家族の抱える苦労と向き合う中で、介護・福祉、や子どもを支える仕事は、道路や橋と同じように「社会のインフラ」なのだと痛感したのです。

日本は2025年、団塊世代が75歳以上の後期高齢者となる年を迎えます。
さらに2040年には、団塊世代が90歳以上となり、団塊ジュニアが65歳以上になり、かつてない高齢社会を迎えることになります。
この八重山地域では、他の地域以上に 生産年齢人口の減少 を深刻に感じることになるでしょう。

今は当たり前に存在する福祉サービスも、このままでは 人手不足によって維持できなくなる かもしれません。
介護離職が進めば、問題は福祉分野だけにとどまらず、島の全産業へ影響を及ぼす可能性 があります。

だからこそ、今できること。
「子どもから高齢者まで、誰もが安心して暮らせる島」をつくる。
この安心こそが、誰もが新しいことに果敢にチャレンジできる土台 になると信じています。

アクティブシニアの活躍促進 – 高齢者が生き生きと働ける環境を整える

● 障がい者と地域産業のミスマッチ解消 – 人手不足を補い、誰もが働ける仕組みへ
● 引きこもりの社会進出支援 – 地域と連携し、適切なサポート体制を構築
● 介護福祉施設の人手不足解消 – 「働きたい」ニーズを発掘し、最適な職場へ
● 児童館などの補助事業強化 – 子育てを支える人々を守り、家庭と地域を支える

「今やれば、島ならできる!シマデキ!」を合言葉に、福祉分野における目の前の課題に立ち向かいます。
美しい八重山を、これからの島を支える子供たちに残したいのです。

「2040年、あなたの暮らす島は安心して生きられる場所ですか?」
「あなたの大切な人のために、今できること。」

シマデキ!代表 友利 青海